連続起業家の成功哲学 「シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント」
6月 20, 2023
ナヴァル・ラヴィカントはシリコンバレーのスタートアップ界におけるアイコン的存在。UBERやTWITTERなどへのエンジェル投資としても知られています。本書では、彼の哲学や人生の指針に関するインタビューやエッセイが収められており、個人の成長、時間の価値、意識の向上、富の定義など、幅広いテーマについて議論されています。
正直、「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」という日本語タイトルにつられて購入しました。期待していたのは、会社経営や生き方の原理原則のような骨太の内容に出会えることでしたが、本書は組織よりも個人がどのように生きれば幸福な人生を過ごせるかという点にフォーカスして書かれていました。結果として、日々の習慣を見直す良いきっかけになりました。
この本に書かれてあることは、どのように富を生み出すのか?最高の人生を歩むにはどうすれば良いか?についての具体的なマインドセットと方法論でした。大学生、社会人、経営者の方にもおすすめできる本です。
以下、印象に残った内容とコメントです。
- ソフトウェアやメディアを作りながら効率的に時間を使い、レバレッジを活用しましょう。
=> レバレッジを効かせることができる業務の優先順位を高める。一石二鳥以上の効果があるものに時間を投資する。ブログや発信が途絶えていたタイミングで読めたので、やる気がでました。ブログの更新頻度を上げたいと思います。 - 君らしさで君に勝てる人はいない。人生の大半は、君を最も必要としてくれる人や物を探す旅だ。
➡ 君がやりたいことを見つけることが大切だ!と本で読むことがありますが、君を最も必要としてくれる人や物を探す旅だ!というフレーズは新鮮な気がしました。やりたいと思える状態について、同じことを言っているのかもしれませんね。 - 良心の負い目が増えていくと、自分を尊敬できなくなってしまう。人に誇れないことをするときは、よくよく考えたほうがいい。いつか自分の身を滅ぼすことになるからだ。
➡ プライベート、仕事にかかわらず、日々の意思決定において、とても大切な言葉だと感じました。目の前の忙しさや短期的な痛みを避けるために、自分の良心や信念に背いた決断をしてしまうことはあると思います。その違和感がだんだんと大きくなり、後悔してしまうことにつながらないように、気づいたら自らそれを正すことを大切にしたいです。 - 難しい決定をめぐって意見が真っ二つに割れたら、短期的な苦痛が大きい方の道を選べ。
➡ 問題を先延ばしにしたり、本質的な議論から逃げないために、有効な考え方。 - 運動はなんでもいいから毎日する。ワークアウトが辛ければつらいほど、その日は楽になる。家族よりも何よりも自分の健康を最優先にしたんだ。毎朝30分ワークアウトする時間をとった。大事なのはなんであれ、毎日運動をすることだ。健康、愛、使命、この順番だ。他に大切なものなど何もない。
➡ この本を読んでから毎日ワークアウトするようになりました。いま健康に投資することはその日だけでなく、将来の自分の時間をつくってくれると思います。長く経営者として努力できるように毎日鍛えたいと思えるようになりました。習慣化したいと思います。