生涯創作者であるために変化し続ける「感動をつくれますか」 久石譲
8月 31, 2022
いわずと知れた映画音楽の巨匠である久石譲さんの本です。ビジネス本ばかり読んでいるので、学びが少なくなっているなと感じていた中で、一流の考え方に触れようと読んでみることにしました。
結果は、想像以上に勉強になりました。作品作りへの向き合い方や新しいアイデアの生み出し方など、経営に置き換えて想像するとビジネス本よりも得るものが多かったです。
すべてのプロを目指す方々におすすめできる本です。個人的にはビジネス本から学びが少ないと感じている人には強くおすすめしたいと思います。
以下、印象に残った点とコメント。
- 優れたプロとは継続して自分の表現をしていける人のことである。二流でも一点に集中すれば一流に勝てる。短期的には。一流とは、ハイレベルな力を毎回発揮できることだ。
➡ ビジネスマンも経営者も本当のプロとは継続的に結果を出しているということ。名経営者でも最後は倒産したりすることを考えると、会社においては一流をつないでいくことの難しさを感じる。 - 決まった時間に起きて、食事をし、シャワーを浴びてから、決まった時間仕事をする。夜はお酒で精神を、ストレッチで身体をほぐす。
➡ もっとルーティンをつくろう。安定的に成果を出せるように。 - 僕自身は月から土まで働いて日曜日を休むようにしている。日本人はもっと働いたほうがいい、そしてまとまった休みを取るほうがいい。祝日廃止で有給増加が持論。労働する意義を自分で見つけるのだ。
➡ フランス系の会社にいたのでとても共感します。がっつり働いてがっつり休める会社にしたとずっと社内で言っているのにできていない。時間はかかるかもしれませんが、長期休暇を取るカルチャーづくりにコミットしていきたいです。 - ずっと変わり続けていれば創作はやめないと思う。ピカソが90歳まで創作したのは変わり続けていたからではないか。生涯、創作者でありたい。
➡ 継続する唯一の方法は変わり続けること。経営や事業に置き換えても、とても深く重い言葉だなと感じます。 自分の使命に沿った事業を継続することをあきらめないでいたいです。