5月 4, 2022
危機に立ち向かう君へ
何かが視界にはいり、思わずブレーキを踏んだ。それはほとんどの桜が舞散った中、まだ咲いている桜だった。品種が異なるのだろうか。 背が低いから日照時間の影響でもあるのだろうか。満開の時には気付くことがなかったのに、この桜は今僕の視線を独占している。圧倒的に目の前に存在している。なぜだろう。前からあったはずなのにこのタイミングでブレーキを踏んだ意味は。しばらく眺めていたら、 桜の方から話しかけてきた。『早ければ良いということではないよ。あなたのタイミングで輝くんだよ(スラムダンク最終回の『親父の栄光時代はいつだよ おれは今なんだよ』という名言もよみがえった)』『あなたが短所だと思っている事があなたを救うこともあるよ。長所と短所は表裏一体だよ』『人々は表面の華やかなところだけを見て勝手な事を言うけれど、一人でも大切な人があなたを理解してくれていれば大丈夫(二本の桜が一緒に咲いている)』『同調圧力に負けてはいけないよ。誰かの人生ではなくあなたの人生を生きて。決して一人にはならないよ』さらに桜は続けた。『アフターコロナにはきっと残存者利益があるから、とにかく生き残るんだよ。諦めてなはいけないよ...